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経営事項審査
経審制度の概要

 経審制度の概要

 5. 経営状況分析(Y)の算式と意味

  経営状況のY評点は、財務諸表より下記12指標を計算(ステップ1)→収益性、流動性、生産性、健全性の各点数を算出(ステップ2)→総合して法人、個人別にY評点を算出(ステップ3)します。

 ステップ1
指標名 計算式(小数点第4位を四捨五入) 上限値 意味
下限値



1






営業利益 ×100
売上高(兼業売上高含む。以下同じ)
7.4% 売上高に対する企業本来の営業活動による収益力(営業利益)を示す比率で高いほど良い。
-9.5%
2






経常利益 ×100
総資本(2期平均)
15.8% 企業が投下運用した総資本がどの位利益(経常利益)をあげたかを示す比率で高いほど良い。
-13.1%
3













当期利益±法人税等調整額+当期減価償却
実施額+引当金増加額-株主配当金-役員賞与金

×100
売上高
6.7% 売上高に対してキャッシュ・フローがどれだけあるかを表し、高いほど良い。
-7.5%




4








受取手形+完成工事未収入金+売掛金+
未成工事支出金-支払手形-工事未払金-
買掛金-未成工事受入金
 
売上高÷12
-1.6ケ月 企業の資金繰りの状態を見るもので、主に受取勘定と支払勘定の差(滞留している債権)が月平均売上高の何倍に相当するかを示す指標で低いほど良い。
3.4ケ月
5





受取手形+完成工事未収入金+売掛金+
未成工事支出金-未成工事受入金

×100
売上高+未成工事支出金
0.0% 受取手形、完成工事未収入金、仕掛工事等の回収までの立替残高の売上高等に対する割合を示す比率で低いほど良い。
37.9%
6






受取手形+完成工事未収入金+売掛金  
売上高÷12
0.0ケ月 受取勘定が月平均売上高の何倍に相当するかを示す指標で低いほど良い。
4.3ケ月



7




自己資本 ×100
総資本
68.4% 総資本に対し自己資本の占める割合、つまり資本蓄積の度合を示す比率で高いほど良い。
-23.5%
8







短期借入金+コマーシャルペーパー+長期借入金+
社債+新株予約権付社債+受取手形割引高
 
売上高÷12
0.0ケ月 利息の支払を伴う負債が月平均売上高の何倍に相当するかを示す指標で低いほど良い。
10.8ケ月
9





支払利息-受取利息配当金 ×100
売上高
0.0% 売上高に対する純粋な支払利息の割合をみる比率で低いほど良い。
3.1%



10









自己資本 ×100
固定資産
529.3% 設備投資などの固定資産がどの程度自己資本で調達されているかをみる比率で高いほど良い。(固定比率の逆数)
-76.5%
11






自己資本+固定負債 ×100
固定資産
754.5% 設備投資などの固定資産がどの程度自己資本と固定負債で調達されているかをみる比率で高いほど良い。(固定長期適合比率の逆数)
26.9%
12









売上高-(材料費(兼業分含む)+労務費の内訳の
労務外注費+外注費(兼業分含む)

×100
固定資産(2期平均)
1430.6% 投資した固定資産に対し、どれだけ付加価値を産み出したかを示す比率で高いほど良い。
61.5%

ステップ2
収益性の点数 0.10403×1+0.03219×2+0.06474×3-0.52301 1.189172
-2.418534
流動性の点数 0.13201×4+0.06263×5+0.16302×6-1.21835 -1.429566
2.305147
安定性の点数 0.00969×7-0.16104×8-0.36901×9+0.43437 1.097166
-2.676508
健全性の点数 0.00107×10+0.00229×11+0.00071×12-0.94023 2.369652
-0.916819

(注)…高い方が良い数値、…低い方が良い数値


ステップ3
経営状況の評点(Y)
ステップ1〜3の手順によりY評点を算出します。
経営状況点数(A)=0.708×収益性の点数 - 0.291×流動性の点数
        +0.721×安定性の点数+0.419×健全性の点数
        +0.255(小数点第3位四捨五入)
〔法人の場合〕 Y=215.3A+720(小数点第1位四捨五入)
〔個人の場合〕 Y=215.3A+420
    最高点:(法人)1,430点(個人)1,130点
    最低点:(法人)  0点(個人)  0点

経営状況分析(Y)指標の選定過程

  財務分析では、具体的にどの財務比率(指標)を分析の対象とするかによって結果が大きく異なってきます。したがって、無数に存在する指標の中から、分析の目的に適した指標の選択・絞り込みを行うことが必要です。
  経営状況分析(Y)では、指標の選定にあたって最大163種類もの財務比率が検討対象とされましたが、それらを多変量解析による統計学的手法によって絞り込んだ結果、最終的に4分野12種類の指標が選定されました。


経営状況分析における指標の選定過程

昭和63年改正時に候補となった指標
(47種類)

有利子負債、キャッシュ・フローなどを
反映する新たな指標を追加
(163指標)

15万業者のデータ分布を調査し、バラツキが大きい指標、
分布の歪みが大きい指標、分布の尖りが大きい指標などを削除
(121指標)

相関関係の高い比率をグループ分けし、
各グループから代表的な指標を選別
(51指標)

統計学的手法の一つである因子分析によって絞り込みを行う
(21指標)

統計学的手法の一つである判別分析によって絞り込みを行う
(12指標)


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